前歯の反対咬合(前歯の噛み合わせが逆になった状態)を矯正治療にて治療した症例

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前歯の反対咬合(前歯の噛み合わせが逆になった状態)を矯正治療にて治療した症例

図1術前.JPG

患者さまは前歯の歯並びが気になるとのことで来院されました。実際のお口の中を確認すると、右上1番目と左上1番目の歯の噛み合わせが反対になっていました。さらに全体的な歯並びにも問題がありました。

図2術前.JPG

口元の写真です。口元と歯の調和も取れておりませんでした。

前歯だけの噛み合わせや歯並びを変えるのであれば、歯を削ってクラウン(被せ物)などで治療(セラミック矯正)することも可能ですが、今回は見た目と噛み合わせの両方をきちんと治療したいと希望されたため、全体的な矯正治療で対応することとしました。

図3矯正中.JPG

矯正治療開始時の写真。当院のワイヤー矯正では目立たない透明のブラケット(歯に接着させる矯正装置)を使用します。

図4術後.JPG

矯正治療終了時の写真です。前歯の歯並びだけでなく奥歯の歯並びも改善しています。

図5術後.JPG

矯正治療終了時の口元のお写真です。口元とも調和した歯並びに改善することができました。

今回は前歯の反対咬合を、全体的な矯正治療を行うことで治療しました。これをクラウン(被せ物)で治療してしまうと、歯を削ることになるので、将来的に歯の寿命が下がってしまいます。歯を削らず歯列全体を綺麗に整えるには、矯正治療が最適な治療です。

矯正治療のメリット

①歯を削ることなく歯並びを改善できる。

②全体的に正しい噛み合わせを作ることが可能である。

③虫歯や歯周病のリスクを下げることが可能である。

④お口元のイメージが大幅に変わる。

⑤歯磨きが行いやすくなる。

⑥歯の寿命を伸ばす可能性がある。

矯正治療のデメリット

①治療期間が比較的長期間になる。

②矯正装置の不快感ある。

当院ではワイヤー矯正の他にも目立たない薄くて透明なマウスピース矯正(インビザライン)も行っております。

*歯並び(正常咬合、上顎前突(出っ歯)、反対咬合(受け口)、開咬(噛んでいない))について

歯並びが悪いと歯の寿命にも関わると言われています。

厚生労働省と日本医師会が提唱した「8020(マチマルニマル)運動」というものがあります。これは「80歳になって20本以上の歯を残そう」という運動です。現在8020運動の達成者は51.2%と報告されています。さらにこの8020運動の詳細を調べたデータもあります。
このデータによると「正常咬合」の場合は達成率84.6%、「上顎前突(出っ歯)」の場合は達成率15.4%、「反対咬合(受け口)」の場合は達成率が0%、「開咬(噛んでいない)」の場合は達成率が0%という結果が出ております。
つまり噛み合わせが悪いと将来的に歯の寿命が下がる可能性を示唆しています。
歯並びをキレイにすることは審美的な状態にするだけでなく、生涯長くにわたりご自身の歯を使ってお食事を召し上がれる可能性が高くなります。

歯並びで気になっていらっしゃる方はお気軽に当院までご連絡ください。

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